Netlify化計画

静的サイトに興味を持ち始めたのは 確か冬の事だった。
元々阿部寛さんの影響から 爆速サイトには興味があった。爆速を目指して Wordpress のトップページデザインを軽いものにしてみたり ようわからんファイルを弄って Wordpress にログインできなくなってしまったり……。

その後 他の用事からすっかりと静的サイト化構想は消えた。と思っていたら 折からのコロナショックである。時間が無尽蔵に生まれた私は サイトのカスタマイズに着手した。しかし結局は Wordpress カスタマイズのハードルは高過ぎて 何も出来なかったのである  

Catalpaとの出会い。

上に記したとおり冬に調べた程度では静的サイトジェネレーターなるものらは 黒い画面に英語がビッシリのものが多いように見えて苦手を感じ手を出さなかった   それでも静的サイトの作成への興味を諦めることが出来なかった私なので どうにか何か無いものかと検索を続けたのである。そんな或る日 私は Catalpa と云うシンプルで日本語サイト制作を専門としたジェネレーターと出会うのである。
色々と試して 出来上がったファイル一式を使用しているスターフリーサーバーにアップしてみると 私が打った文字が浮かび上がったのである。そりゃ至極当たり前な話ではあるが 人間一度はサーバーへ FTP を使いアップロードする過程に憧れておったので その時の感動は並大抵のものではない。
調子に乗った私は様々なデザインテンプレートを試し site2 がレスポンシブであると掴むとアッという間に Wordpress で作成したページをそのまま作り上げて FTP でアップし置き換えてしまったのである。トップページもそうして出来上がった静的ページにすると 遂に念願の爆速化を成し遂げたのである。

文楽堂Netlify化計画

サイトの出来に概ね満足していた私ではあるが一つだけ不満を抱えていた。それは
スマホで見たときの広告が少し目障り
といった事である。無料サーバーなので仕方が無いが ネットオウルのスターフリーサーバーには無料だが広告が出ないプランが存在する。今の私は Wordpress 対応のサーバープランなのだが 調べるとそういったプランの変更は出来ないらしく 解約しても同じドメインは使えないらしいと出てきた。
それを調べたのは 5/21 の眠れぬ夜の話であるが 最早寝ることを諦めてどうにか広告の出ない無料で静的サイトをホスティングできるサービスはないかと探す。出てきたのはたった一つだけであった。
そういえば catalpa のサイトにも Netlify との連携が書かれていたな と想い出すと私は愛用ブラウザ vivaldi のメモに以下のように書き留めたのである。

そうして翌日の 22 私は catalpa Netlify 連携に関する記事を読みながらアカウントの登録等を行った。

Netlify というのはメールアドレスとパスワードを入力するだけで OK というのが素晴らしい。今まで自身のサイトを持つとなれば サーバーに登録して Wordpress ならばサーバーにインストールを行う必要があったが Netlify なら HTML 等が入ったフォルダをぶち込んで 5 分もすればデプロイされている。サーバーアップロードをデプロイと呼ぶらしい
私にはそれまでのサーバー用に作ってあったフォルダ群があったので それをアップロードすると見事に成功して その簡略さに心を打たれた。特に catalpa には連携してそのままアップロードするオプションもあるので その単純さは素晴らしいものである。

問題発生

しかしそこから 1 時間もしないうちに問題は発生した。急にロックアウトを食らい ログインも出来ずデプロイしたサイトも消えてしまったのである。これは一体どうしたのだろうと 私は送られてきたロックアウト報告メールに返信を綴った。

気がついたとき 私はロックアウトされました。
メールには 自動的に不審なフラグが付けられた と記載されています。もちろん私は人間です。
しかし サービスを始めたばかりなので わからないことがたくさんあります。
私は興奮して更新を繰り返しませんでしたか?

以上のふざけた文面を翻訳サイトで翻訳して送った。
まあ興奮で焦っていたのも相まって 何度も何度もメーラーを更新したが日本とアメリカの距離である。そう早く来る訳がない。そうして私はフォルダ群ファイルたちのリンクを修正したり アップロード用の呪文を打ち込んでいき復活に備えた。
昼飯を食い終えた頃 向こうからの返信が届いた。それは単純なもので

メールアドレスがスパム判定だったよ。もう戻したよ

てな感じである。それまで 無料故の制限に引っ掛かったのかドメインがダメだったのか考えたものだが 実にあっさりとした回答。ともあれこれで移転作業が再開できる。

大きな問題点は解決したが小さな問題点は依然としてあった。

結局の所 この 2 点に関しては catalpa を用いたアップロードに問題があるらしいというのが解ったので デプロイの方法を Netlify サイト上でのドラッグ&ドロップで catalpa で生成したフォルダ群をぶち込んだところ 無事に Tweet ボタンもブログも表示されるようになった。

過程

私のサイト記事制作過程はこんな感じになるだろう。

  1. Catalpa のテンプレートフォルダをコピーする
  2. それぞれ設定ファイルのマスターを作って投稿毎にコピー
  3. 投稿の内容を vivaldi のメモで打ち込み index(ブログなら記事ファイル)へコピーする
  4. 一通り揃ったら Catalpa でええ感じかチェック
  5. 完成物を専用のフォルダへ保存する
  6. フォルダ群全体をドラッグ&ドロップ

最後の過程 サーバーへの FTP アップロードであるならサーバー上の対象フォルダへ上書き保存するだけで済んだが Netlify というのはどんどん上書きされていく物のようでサイトフォルダ全体をデプロイする必要があるらしい。
調べると git 管理なるものがあるようだが これは少し今の私には敷居が高く感じられる。追々手を出していきたいとは思うが 今は面倒でも此方の方法で移転を頑張っていきたい。

ここまで 2020-0522

移転の理由

前回の記事では最後に深夜の箇条書きをそのまま載せたが ここではそれを細かく展開していこう。ここから 2020-0523

静的サイトが快適すぎる

これは簡単だ。静的サイトは爆速で全ての管理を自分の PC 上で行うから オフラインでも記事が書ける。

catalpaが楽しい

Catalpa はシンプルですぐに出来上がるので楽しい

広告を出したくない

あまりネット上の広告は好みではない。スターフリーサーバーにも広告が出ないプランはあるが 乗り換えが不便で同ドメインは二度と使えないらしいので同サーバーでの乗り換えは出来ないと感じた。

htttpsに対応したい

これもスターフリーサーバーのマイナスポイントになるが 同サーバーの無料プランでは SSL に対応していない。その点 Netlify は標準で https になるのが素晴らしい。

WordPressのデザインが今一つ

デザインとはサイトのデザインもそうだが管理画面も不便だなあと 1 年で感じた。特に投稿ページと固定ページの使い分けと URL 設定が不便。此方だと URL PC 上のアドレスそのままなので解りやすい。サイトのデザインも どうも合わなかった。

小説、縦書きに拘る必要無くね?

これは眠れぬ夜に悪魔が囁いてきた。実際のところ やはりディジタルでは横書きが正義なのだ。まあ Catalpa は日本語コンテンツに特化したソフトなので その辺は読みやすいかな と。そう考えたのもある。

どうせなら思い切って流行りに乗ろう!

静的サイトについて調べると Netlify を用いたサイトが殆どである。これはもう近年の流行だろうと。何でも Netlify 社は成長著しい企業で 2 年で 30 万ユーザーから 80 万ユーザーに増え 57 億円の資金調達を果たしたらしい。これはビッグウェーブだぞ 乗るしかないだろう。何より無料だ  

vivaldiでmarkdownを打てるのが大きな要因

この記事は vivaldi というブラウザで打っております。Twitter 動画を 様々なコンテンツを見ながら ダラダラ打っております。
根詰めて書くのは小説だけでええねん といったお気持ち。
だから wordpress に載せた記事も こちらにコピーして markdown 作業したり微修正しております。

移行期間は?

わかりません!ダラダラやってくので 時間かかるだろうな~~~。
まま 記事も少ねえから夏には終わるでしょうな。気長にお待ちください。