オリックス生え抜き右打者のホームラン数、そして前半戦と後半戦

杉本選手が現在 18 本もホームランを打っています。ところでオリックスという球団は 近年生え抜き右打者のホームラン数がかなり少ない。
今年の杉本選手でようやく 2004 年や 2003 年の谷佳知以来というペース。弱いわけです。
せっかくなので 1950 年から 2020 年に至るまで 生え抜き右打者が何本打っているのか見ていきましょう。
date: 2021-07-18

オリックス生え抜き右打者のホームラン数について

ここでは日本プロ野球記録というサイトを大いに活用させて戴きました。こちら凄まじい記録サイトですぜ!

阪急ブレーブス

備考には次点の選手を入れている場合がある。殆ど気分です。
また簑田 松永両選手は両打であり こちらも備考に入る。

西暦選手本数備考
1950山下健6.
1951植田武彦4.
1952内尾勇3.
1953川合幸三4.
1954河野旭輝6.
1955河野旭輝9.
1956河野旭輝5.
1957渡辺清9.
1958中田昌宏12二桁!
1959中田昌宏23二十本突破!
1960中田昌宏14.
1961中田昌宏29.
1962中田昌宏22.
1963中田昌宏22.
1964石井晶15前回東京五輪!
1965中田昌宏11出戻りの河野が 16
1966石井晶 中田昌宏10.
1967長池徳士27初優勝!
1968長池徳士30大台突破!V2!矢野清 27
1969長池徳士41大台突破!V3!
1970長池徳士28.
1971長池徳士40球団史上最多 15 連勝!リーグ優勝!
1972長池徳士41連覇!
1973長池徳士43球団史上シーズン最多本塁打!14 連勝!
1974長池徳士27.
1975長池徳士25初の日本一!
1976森本潔16ヒゲの森本!2 年連続日本一!高井 15 長池 12
1977大熊忠義123 年連続日本一!高井 11 長池 10
1978高井保弘22リーグ 4 連覇!簑田 17
1979高井保弘21.
1980河村健一郎12イチローの恩師!簑田 31 本!
1981高井保弘9簑田 10
1982中沢伸二11名解説者!簑田 22 本!松永 12 本!
1983石嶺和彦6簑田 32 本!松永 21 本!
1984藤田浩雅22阪急最後のリーグ優勝!13 連勝! 簑田 26 本!
1985石嶺和彦14松永 26 本!簑田 22 本!
1986石嶺和彦33大台突破!
1987石嶺和彦34.
1988石嶺和彦22身売り…

オリックスブレーブス

西暦選手本数備考
1989石嶺和彦20V 逸…松永 17
1990石嶺和彦37.

オリックスブルーウェーブ

西暦選手本数備考
1991高橋智23.
1992高橋智29石嶺 18
1993石嶺和彦24.
1994田口壮6.
1995田口壮9リーグ優勝!がんばろう神戸!
1996高橋智 小川博文9連覇!日本一!
1997小川博文11.
1998谷佳知10.
1999谷佳知11.
2000谷佳知9.
2001谷佳知11.
2002谷佳知 相川良太5.
2003谷佳知21大台突破!
2004谷佳知15合併….

オリックスバファローズ

西暦選手本数備考
2005谷佳知6大西も同数 6
2006相川良太11中村紀 12
2007前田大輔3下山が 7
2008一輝5CS 出場!
2009大引啓次9下山が 13
2010大引啓次2出戻りの田口壮が 3
2011伊藤光21 毛差…
2012大引啓次6.
2013安達了一5.
2014安達了一8V 逸…
2015安達了一11二桁!
2016伊藤光3.
2017伊藤光5.
2018大城滉二4.
2019杉本裕太郎4.
2020伏見寅威6.

杉本裕太郎。そしてオリックスの前半戦と後半戦

合併後 二桁本塁打を放った生え抜き右打者は相川良太 下山真二 ただ彼は近鉄組である 安達了一ぐらいである。
もちろん助っ人打者や左打者を加えるとこれが全てでは無い。しかしながら生え抜きスラッガーという歴史の空白は 我が軍が A クラスから離れてしまった事と大いに関係しているようにも感じられる。
そうなると前半戦で 18 本もの本塁打を放ったラオウ杉本擁す今季の我が軍というのは A クラス入りを果たす可能性を秘める。

だがそう甘くは無い。
まずラオウ杉本は数字こそ 18 本ではあるが このうち 10 本はロッテ相手に打った数字である。
ラオウ杉本という打者が今季一躍躍り出たのは確実性を増したことで 本塁打はあくまでも延長線に近い。結果としてスラッガーが追いついてきたイメージを抱く。
しかしながら課題というのは 彼が前半戦の終盤に全く以て打てなくなってしまった!さらにお世辞にも守備が良いとは言えぬので 余計に 打てない守れない という誹りを受けてしまうのである。
書いていると面白いようにオールスターで彼は守備で活躍した。後半戦も頼みます

つまりラオウ杉本の真価は後半戦にかかっている。

ここで復活を果たし打ちまくれば 13 度目のリーグ優勝が見えてくる。特にロッテ戦に強いデータは秋のロッテに苦しめられてきた球団史を見ると 非常に心強いのだ。是非ともロッテをラオウの打棒で粉砕し 美酒を味わいたい。

ラオウ以外の課題では伏見寅威の不振が気になる。
昨年 6 本放って一気に正捕手を奪い取ったが 今季は今ひとつ。
どうか打撃を取り戻して欲しい。

他には まだまだ野手陣の層が薄いといったところだ。まあどこのチームも同じなのだが 我が軍も誰か一人レギュラーが欠けると 終わってしまう。
ファームから上げれば良さそうに思うだろうが 正直来田涼斗を上げてしまった時点で弾切れなのだ。
どうか太田涼や佐野如一 西村大下なんかがレベルアップしてもらわないと困る。
頓宮も一体どうしたのか!

我等がオリックスは交流戦に強い。しかしリーグに戻ると元に戻る。だからこそ今年の快進撃というのは ようやく理想が叶えられたのである。
しかし前半戦終わってみれば貯金 8。これは宮城大弥の数字と同じというのが 妙に引っ掛かる。
後半戦は今ひとつ白星が伸びていない増井 福也の先発ゲームで どうにか貯金を増やしたいところでもあるし 山岡の代わりとなる選手も必要だ。

さらにいえばブルペンが安定しないのも困る。もちろん勝ちパが不要となるくらい打てば問題無いし それが連投故障対策にはなるのだが 打線は水物なので毎試合打ち勝てる保証も無い。
だから最低限抑えるところは抑えるようにならないと 優勝なんて夢で終わるぜ。